ラビリンス [創作]
暗い部屋で一人、横たわっていた。
真夜中なのに、チャイムが鳴り、外から話し声が聞こえる。
「もう帰ってるはず」・・・誰が?
異常を感じたので、電気のスイッチに手を伸ばしたけれど、
何度押しても、灯りはつかない。
体が浮かび上がった。
怖かった。
けれど、観念して、「浮くなら浮かべ」と思ったら
もう浮いてなかった。
ドアが開いている。
外を見ると、お店があった。
部屋の外は家の中のはずなのに。
どうなっているんだろう。
何かがヘンだけれど、探検してみよう。
ボクシングの練習をしている人がいた。
殴られそうになった。
女の人がお店で何か売っているけれど、
それが何かわからない。
歩けば歩くほど、ラビリンス。
以前にもこんなことがあったようなデジャブ感。
きっとどこにも辿り着けないかも。
ぐるぐる歩き回って、
私の部屋があったはずの場所を覗くと
そこにはもう部屋はなく
見知らぬ廃屋になっていた。
自分の部屋もなく、帰る場所もなくなってしまった。
ここは二階だったはずだけれど
更に上に続く階段がある。
昇ってみようか。
どうせ、どこに行くでもないのだから。
さっきまで平気だったのに、
足が萎えて、うまく昇れないよ。
転びそうになりながら、もたもたと一段ずつ。。。
進まない、全然前に進まない。
心も体も辛くなったから
踊り場でデタラメを歌ってみた。
♪ あなたが大好き、誰よりも。
ただそれだけ ♪
それが呪文だったかのように
私の体は元いた部屋のベッドに戻っていた。
涙が溢れて止まらない。
今、スイッチを押したら、灯りがともった。
今日は、かつて好きだった人の誕生日だったはず。
真夜中なのに、チャイムが鳴り、外から話し声が聞こえる。
「もう帰ってるはず」・・・誰が?
異常を感じたので、電気のスイッチに手を伸ばしたけれど、
何度押しても、灯りはつかない。
体が浮かび上がった。
怖かった。
けれど、観念して、「浮くなら浮かべ」と思ったら
もう浮いてなかった。
ドアが開いている。
外を見ると、お店があった。
部屋の外は家の中のはずなのに。
どうなっているんだろう。
何かがヘンだけれど、探検してみよう。
ボクシングの練習をしている人がいた。
殴られそうになった。
女の人がお店で何か売っているけれど、
それが何かわからない。
歩けば歩くほど、ラビリンス。
以前にもこんなことがあったようなデジャブ感。
きっとどこにも辿り着けないかも。
ぐるぐる歩き回って、
私の部屋があったはずの場所を覗くと
そこにはもう部屋はなく
見知らぬ廃屋になっていた。
自分の部屋もなく、帰る場所もなくなってしまった。
ここは二階だったはずだけれど
更に上に続く階段がある。
昇ってみようか。
どうせ、どこに行くでもないのだから。
さっきまで平気だったのに、
足が萎えて、うまく昇れないよ。
転びそうになりながら、もたもたと一段ずつ。。。
進まない、全然前に進まない。
心も体も辛くなったから
踊り場でデタラメを歌ってみた。
♪ あなたが大好き、誰よりも。
ただそれだけ ♪
それが呪文だったかのように
私の体は元いた部屋のベッドに戻っていた。
涙が溢れて止まらない。
今、スイッチを押したら、灯りがともった。
今日は、かつて好きだった人の誕生日だったはず。
軽率なコメントは控えるべきなのでしょう。きっとこのお話はりんたろさんの心の中の迷宮のお話なのですから。
広く澄んだ空の下、大切な人とめぐり合う…早く心が元気を取り戻して、そんな夢を見て欲しいと心からお祈りしています。(^^)
by kyao (2009-12-03 08:24)
kyaoさんへ
「心がへこむと車もへこむ」と誰かに話をしたことがありましたが、
駐車場で車をへこましてしまい、これではイカンと思っているところです。
悪いことは続くけれど、いつまでも続くわけではないので、
今はじっと我慢。。。って、そんなアドバイスをしたこともありました(^^ゞ
広く澄んだ空のもと大切な人と海岸線をドライブ、、、そんな夢を見ます(^^)
いつも、ありがとうございますm(__)m
by りんたろ (2009-12-05 09:37)